柱の修繕にともない、ふね(豆腐を放つ水槽)をこわして
新しいものに替えることになった
ふねよ ありがとう
掃除は師匠にまかせてばかりだったけど
あるときその楽しさをおぼえてからは
精一杯みがいたよ
からだ半身つっこむとそこはステンの銀世界
とうふが湯気をあげてくっちゃべっていた
周囲にはったステンの凹凸、とびでた鉄クギ、タイルのいろ、配置
よくみて さわって 記憶にのこしておこう
いざいなくなるとわかると急にわき起こる おきまりの執着
一時的なものだから あえて愛着とはいわない
さいごの日まで しっかり機能して 思い残すこともないだろう
正面には家の者が代々マジックで塗り足してきた
美濃屋、、、初代は左利き??
慣れ親しんだ景色に さようなら
ふねよ ありがとう
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