2011年3月25日金曜日

ふねに告白

柱の修繕にともない、ふね(豆腐を放つ水槽)をこわして
新しいものに替えることになった

ふねよ ありがとう
掃除は師匠にまかせてばかりだったけど

あるときその楽しさをおぼえてからは

精一杯みがいたよ

からだ半身つっこむとそこはステンの銀世界

とうふが湯気をあげてくっちゃべっていた

周囲にはったステンの凹凸、とびでた鉄クギ、タイルのいろ、配置
よくみて さわって 記憶にのこしておこう

いざいなくなるとわかると急にわき起こる おきまりの執着
一時的なものだから あえて愛着とはいわない

さいごの日まで しっかり機能して 思い残すこともないだろう 

正面には家の者が代々マジックで塗り足してきた
美濃屋、、、初代は左利き??

慣れ親しんだ景色に さようなら

 ふねよ ありがとう


一部改修のため


ぱっと見そんなにひどくはみえないのですが細かく調べていくとヒヤリハットが多々家を支える柱の一部が機能しないことが判明このままでは家屋はおろか美濃屋店舗が危ないと判断し緊急決定しましたこれ以上大きな余震がないことを祈るばかりです



ブログを見て「そうだ 美濃屋,行こう。」とお考えの方はそういないと思いますが


万一いらっしゃいましたら、期間中には来店されませんようお願いします


来店するなと言っておいて、店情報をほとんど記載していないことに気付いたので

自己紹介欄に追加しました


今更ですがご確認ください 

2011年3月22日火曜日

おしらせ

今週予定していた映画の上映を含むイベント、コ・フェスタPAOはすべて中止となりました


世の中がおちついてきたころ、どこかで
とうふやラッパがきこえる日がくるでしょう

それまでしばしおあずけです


いつかわからない、というまた違った楽しみがひとつふえた☆

2011年3月17日木曜日

モシモ

どこでもドアがあったら、あしもふはできたてのあぶらげを被災地に届ける

支援っていうのは、ことばでは簡単だけど
なかなかむずかしいものですね


確実にとどくモノってあるのかな、、、

考え込んだ

いらっしゃいませ

美濃屋は通常どおり営業しています

ちまたじゃ〇〇売切空棚続出なんて珍現象がおきてるけれど

牛乳のかわりに豆乳が
パンのかわりにアブラゲがあるじゃない(^v^)
なあんてぼやいているあしもふです


ちょこちょこ余震がくるので作業にはいつもより気を遣うけど

変わらず揚げることは楽しく

そして食べてウマイ!
と自賛できることに

あらためて喜びをかみしめています

2011年3月12日土曜日

ナマズ大あばれ

みなさん
安心下さい美濃屋は大丈夫です
築60年、ところどころヒビがはいったり、壁が落ちていますが
なんとかもちこたえてくれました 感謝

あしもふは地震発生時車で外出中でしたが
どうにか戻り、夜になって祖母も帰宅でき、家族全員無事です

今日はお店ほそぼそと開いてますがこれからどうなることやら

頭の中が白紙とはまさにこれなんだと身をもって感じています 

2011年3月8日火曜日

眠い目おこすって

ひっぱりにひっぱりやっと肝心のおしらせにこぎつけ(汗) このたび、美濃屋で撮影が行われた中編映画「ファの豆腐」が上映されます 映画に興味のある方はもちろん、美濃屋に興味のある方齢82にしてスクリーンデビュー、あしもふ祖母、Tomie(とみい)を観たい方どなたさまも足を運んでいただけると大変うれしいです 詳細はクリック↓ http://cofestapao.jp/details/movie/index.html  

2011年3月7日月曜日

思わぬところから舞い込んできた、それ・・・

美濃屋、豆腐屋を舞台にした映画制作に協力

1月の寒空の下 まる2日間
店内と茶の間と、今は物置と化したアパートの一室がロケセットに変身

映画として切り取られた豆腐屋の日常
わが家にとって忘れられない非日常



大勢のスタッフと一緒になって撮影の準備から本番までを見守ることになるとは
思いもよらぬ初体験でした

そのひとつひとつ目の当たりにしたことが、DVD特典とはちがった視点の
メイキングのようにちらちらとうかんではきえてゆきます

なによりも忘れられなかったこと、、、
あしもふを知る人ならお分かりでしょう(人一倍食い意地はってます)

ロケ弁です
これは、じつに趣向がこらされていて、選ぶ自由もあり、おいしいのです!

そしてオアシス(差し入れのたまり場を通称こう呼ぶそうです)
いちご、バナナ、どらやき、焼菓子、こだわりプリン etc
目がおよぎ一瞬その場にたちつくすほど

そろそろかなぁという時にそろりそろりと制作部に近づき
家族分のロケ弁をどさりと頂くたびに、ある思いが蘇ってきました

この感覚はどっかであじわっている・・・・・・ そうだ、 お祭り!  

  町の揃い半纏をまとい
  わっしょいと掛け声をあげて
  神輿をかつぐ途中途中
  のどをしめらす甘い色水やお茶をもらい
  おしるどきにはみんな同じ弁当をもらい
  道路わきにこしかけて食べる

あの光景と妙な連帯に似た感覚が、この撮影現場にあったのです

「102(トウフ)にちなんだなにかお祭りっぽいこと」 は

これだったんだ

と あしもふはひとりガッテンをおしました